インターン・シップⅡ
温かい手
―――――…。
――――――…。
シュー…。シュー…。
シュー…。シュー…。
ここは…どこだろう…?
私…どうしたんだろう…??
目の前に広がる無機質な白い…天井?と耳障りな機械音。
天井……が見えるってことは…寝てる…のかな?
でも…ここは、どこ…?
このシューシューうるさい音は何…??
覚醒しきれてない頭でボンヤリ考えといると、視界の隅で白い何かが動いた。
重たい頭を捻って虚ろな目でそちらを見やると、どうやらナースらしき女性が私の腕に挿さっている点滴の交換をしているようだった。
モゾッ…と動いた私に気がついたそのナースは、目が開いている私に驚いたのか、ナース自身の目も見開き、それからパアァァ…と笑顔を見せると私に喜々として話しかけてきた。