インターン・シップⅡ
そう言って自分を責め、何度も私に謝る社長。
社長のせいじゃない。社長だけのせいじゃない。
これはきっと…私たちにとって必要な時間だった。
不器用なお互いを知るために必要な時間で、これからを考えるためにお互いが必要だった時間だと思う。
傷つきもしたし周りを巻き込んで大変だったけど、でもそこから得たものは大きい。
こうやって本音を話す大切さや、時には相手を頼る事の大切さを知った。
今だからわかる。
今だからそう言える。
だから…謝ったりなんかしないで。自分を責めたりなんかしないで。
そう思って、繋がれた手に私がギュッて力を込めた。
「社長のせいじゃない。
私…自分に弱いから。弱くて甘くて…すぐ楽な方へ逃げるから。
だから…すぐ夢の世界に逃げちゃうんです…」