インターン・シップⅡ
「アハハ!そうだったね、ついつい…」
そう言って蓮司さんは笑った。
それからたわいない話をして蓮司さんは「打ち合わせがあるからそろそろ行くね。また来るよ」っと残して行ってしまった。
蓮司さんを見送って30分もしないうちに今度は社長がやってきた。
いつものようにベット横のパイプイスに座るや否や……お約束の3箇条を聞かれた。
「飯、ちゃんと食ったか?」
「はい」
「昨日の晩はちゃんと眠れたか?」
「はい」
「痛いとこないか?」
「…はい」
「そうか…。」
この3箇条は毎日繰り返され、私の答えも毎日一緒だった。
そしてこの3箇条のやり取りが終わるときまって少し沈黙になる。
質問が終わって、お互い話す事がなくてシー…ンと部屋は静かになってしまう。