インターン・シップⅡ
今日もいつもと同じでそうなるだろうと思っていた。
なのに社長はゴソゴソ…っと、胸ポケットに手を入れて「…ん!」っと言って私に手を出せと顎で指図してくる。
「………何ですか??」
恐る恐る…手を差し出すと…
「………やる」
そう言って、コロン…っと掌に落とされたそれ。
きれいにラッピングされた正方形の箱。
「…えー!?何なに??
開けてもいいー??」
かなりテンションが上がった私は「開けてもいい?」って聞いてながら、了解を得ぬままもうそのリボンに手をかけた。
スルスル…っとリボンを解いて。
包装紙を破かないように慎重にテープを剥して…。
そして中から出てきた社長からのプレゼントはっっっ……!!
「…………キーホルダー!?」
……だった。