インターン・シップⅡ
渡された鍵と社長を交互に見ながら私は固まった。
だって…!それってつまり……!!
「…言ったろ?
『俺しかお前を治せねぇ』って。だから…お前の面倒みんのは俺の役目なんだよ。
わかったら……さっさと体治して荷造りしやがれ」
ほんのり、顔を赤らめてぶっきらぼうにそう言う社長。
その申し出が嬉しくないわけないけど……でもいきなり同棲はいくらなんでも…ねぇ??
「お互いの事全然知らないうちから同棲はやっぱちょっと…ねぇ…?」
怖々と、伺うように言ってみたら………
「おま…!全然見ず知らずの奴らのとこへは転がり込めて、何で彼氏んちに住めねぇんだっ!」
怒り露にそう叫ばれ、怯みそうになるのを堪えて急いで説明した。
「いや、だって、あの時は背に腹は代えられなかったって言うか…」