インターン・シップⅡ
ものすごい剣幕で退場を願われてしまった。
もうびっくりして…。
そこまでカオリさんに嫌われてることにも、「帰れ!」って言われることにも。
何もかもに驚いて何も言えずその場に立ち尽くしてしまった。
「あんたなんか呼んでないし、ここはあんたみたいなただの事務員がくるとこじゃないんだからっ!」
フンッ!…ってきこえてきそうなぐらいそっぽを向かれて中へと帰って行かれた。
残された私は、もう…踏んだり蹴ったりだなぁ~…と項垂れるしかなかった。
それでも主催者に帰れと言われたら帰らないわけにも行かないし。
まぁでももう帰りたかったから調度どいいわ。
重い腰を上げると、帰る旨を伝えるため私も中へ入った。