インターン・シップⅡ
「あ…サツキちゃ…!」
タイミング悪く、後ろを振り返った蓮司さんに私がいることがバレてしまった。
「どうした?あ、何か飲む??」
優しく声をかけられたけど…それが余計にみじめだった。
「あ、あの…私そろそろ帰ります…」
そう告げるも
「え?この後2次会もあるのに。せっかくお洒落してんだし行こうよ!」
まだ私をみじめにしたいの!?
…そんな風に八つ当たりしてしまいそうになる私は最低だ。
「…いえ、せっかくですが…明日も出勤ですし…」
そう言って断る私たちのやり取りを近くで社長とカオリさんは冷ややかな目で見てた。
すると社長が私たちの間に割って入り、私の腕を掴むとパーティー会場から連れ出した。