インターン・シップⅡ
でも…全部無駄だった。
ウキウキして、ドキドキして…馬鹿みたい。
何が最高の誕生日よ。
人生で一番みじめで情けなくて…最低最悪な誕生日よ。
あのドレスに罪はないけど、もう2度と見たくない。
早くクリーニングに出してジュンさんに返そう。
そしてもう今日のことは…忘れよう。
メイクを落としきると、熱いお湯をはったバスタブに飛び込んだ。
でも…明日会社いったら会うんだよね…。
はぁ…今日のことは忘れたいのに、今日の私の恥を知る人達に会いたくないなぁ…。
社長と蓮司さんと…その仲間たちとも会いたくない。
何で…よりによって土曜出勤なのよ…。バカ。
「あぁ~…やだやだやだ…」
そうお風呂で叫びながら…私の最悪な誕生日は過ぎていった。