インターン・シップⅡ

―――――…。
――――――…。


「おはようございま~……す?」


嫌々ながらも渋々出社したら鍵はあいてるのに誰もいない。


恐る恐る…中に入ったら、グロッキーな顔した2人がソファーで潰れてた。


「…あ、サツキちゃ…お、おはよ…」


息も絶え絶えに、ソファーから少し顔を上げて小さい声でそう言う蓮司さん。


「うわぁ~…お酒臭~い」


顔の前で手をパタパタしてたら


「…うるせぇ。
デカい声だすんじゃねぇ…」


最早、虫の息の社長が蓮司さんの隣りで低く唸った。


よっぽど楽しかったのか、相当な量を飲んだ様子の2人。



二日酔いに効くドリンクを飲むと、フラフラと自室に戻って行った。



< 78 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop