インターン・シップⅡ
―――――…。
――――――…。
「おはようございま~……す?」
嫌々ながらも渋々出社したら鍵はあいてるのに誰もいない。
恐る恐る…中に入ったら、グロッキーな顔した2人がソファーで潰れてた。
「…あ、サツキちゃ…お、おはよ…」
息も絶え絶えに、ソファーから少し顔を上げて小さい声でそう言う蓮司さん。
「うわぁ~…お酒臭~い」
顔の前で手をパタパタしてたら
「…うるせぇ。
デカい声だすんじゃねぇ…」
最早、虫の息の社長が蓮司さんの隣りで低く唸った。
よっぽど楽しかったのか、相当な量を飲んだ様子の2人。
二日酔いに効くドリンクを飲むと、フラフラと自室に戻って行った。