インターン・シップⅡ
言いたいことは山程あった。
この胸の内、なんならこの怒りで煮えくり返ってるお腹の中を見せてやりたいぐらいよ!…見せれるんならねっっ!
そう思ったけど……言えるわけがなかった。
社長を責めても仕方ないし、社長と言い争いたくなかった。
だから…――――…。
「いやぁ~…まぁでも…もう祝ってもらう年でもないですし…。
それに…元々、誕生日だからって特別お祝いする家じゃないですしね。
むしろ誕生日に1人で居ることの方が多かったですし…。
まぁでも昨日は…素敵なドレス着れてカリスマにメイクしてもらって、プチセレブ気分が味わえて良かったですよ?
だから…そんなお気になさらないでください」
アハハと笑って、何てことないんだよって感じに言ったのに社長の眉間の皺は深くなる一方で…。