インターン・シップⅡ
それから…2週間が経とうとしていた。
ありえなく忙しくて…でもおかげで社長と気まずくならなくてすんだ。
社長と蓮司さんは、受け持つ仕事が違うのは当たり前なんだけど。
忙しくなる時期まで一緒じゃなくてもよくないだろうか…。
今まで、私がくるまではお互い自分の事は自分でって感じだったらしい。
たまに、どっちかの手が空いたら手伝うとかはあったらしいけど基本的には各自でって感じらしい。
だからバイトを雇い、煩わしい雑務処理や使いっぱしりにこき使っていた。
そのバイトに起用されたのが、教授に言われてのこのこインターン・シップでやってきたこの私。
『受付兼秘書』とは名ばかりで、本当は『受付兼秘書。兼使いっぱしり』が正しい。
いや、使いっぱしりがメインな気さえしてくるけど…。