engage−あの日の約束
「かいとっ……」
面と向かって言えるようになった頃には、先輩の顔がすぐ近くにあって………
唇が……当たりそう……
「海斗…」
何度目か、わからないけど……名前を呼んだ瞬間に……
「ちゅ……」
と、甘い…リップ音響いた。
「先輩……」
驚いてそう言うと……
「海斗…だろ?」
と、言いながら、また、甘い口づけをくれた。
「海斗……」
わたしが名前を呼ぶと、嬉しそうににっこり笑って……
甘い甘いキスをたくさんくれた。
「ちゅ…」
最後に、また、リップ音を鳴らし……
「おやすみ、乙葉」
と、頭を撫でて……去っていった。