engage−あの日の約束




またぶつかった。

昨日ぶつかったばっかりなのに。



その前に・・・・・・





落ちる!





そう思っていたら、誰かに腕を掴まれた。



と、思ったら今度は硬い何かにぶつかって抱き着いてしまった。



この感触は・・・




「大丈夫?」


やっぱり・・・
ぶつかった人が助けてくれたんだ。



「はい、大丈夫で・・・す」




答えながら、顔を上に向けた。



「えぇぇぇ!?」




わたしは今、目が真ん丸だろう。



だって・・・だって・・・





昨日ぶつかった人と同じ人!!




「そんなにびっくりする?」


「は・・・い。昨日は私服だったし、大人っぽいから20歳ぐらいかと・・・」


「それはどぉも」









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