engage−あの日の約束



先輩は片付けが終わったらしく、わたしの手を引いてソファに座った。



「乙葉も座って」






先輩、なんかいつもと少し違う……




何かしたっけ?


でも、さっきまで普通だったのに……




「ちょっといい?」


わたしは頷いた。



なんだろう?




すると、先輩の手が伸びてきて、わたしの顔を右に向かせた。





先輩?

何見てるの?



何かついてる?






!!




わたしは手で首を隠した。


そこはたしか……







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