engage−あの日の約束
すると、前を歩いていた先輩が止まってわたしの方に振り向いた。
先輩?
「乙葉、手」
そういって、わたしの前に手を出してきた。
「いいんですか?」
「デートだから」
その言葉にわたしはまたうれしくなった。
そして、わたしは先輩と手を繋いで歩き始めた。
先輩の手、大きいな……。
先輩をちらっと見るた。
横顔もキレイ。
先輩はわたしのことどう思ってるの?
わたしは手を繋いだだけで、ドキドキする。
先輩……。
海先輩……。
好きです。
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