engage−あの日の約束




話しながら歩いていたら、すでに水族館の目の前まで来ていた。




水族館、何年ぶりだろ。


早く入りたい!





休みだけど今日はそれほど多くない。



もっと多いかと思った。




人が多いの苦手だからよかった。




前に進むと、だんだん暗くなり水槽の青い光が見えてきた。



うわぁ。



「キレイ」




水槽の前に来るとわたしはつぶやいた。



先輩は何も言わないけど、水槽を見ていた。



水槽の青い光で先輩が照らされている。



先輩もキレイ。

いつも大人っぽいけど、さらに大人っぽくなっている。




やばい!
ドキドキする。


先輩見るの止めよう。



こっちが恥ずかしくなる。




気を取り直して、ゆっくり奥に進んで行った。



先輩はわたしの歩くスピードに合わせてくれる。






.
< 69 / 137 >

この作品をシェア

pagetop