地味めな小説家と派手なケータイ小説家
二階建ての少し古びた居酒屋
初めて来たのは6年前だったか……
うろ覚えだ
暖簾をくぐり、すっかり顔なじみの店員に軽い世間話をした後、二階へ上がる
二階の奥
いつもの座敷にその集団はいた
老若男女、一見関連性のない30人ほどが陣取っている
俺は仲のいい一人に後ろから声をかけた
「うなぎさん、こんばんはです」
振り向いたのは、バンダナを頭に巻いた30才そこらの男性
ガタイがよくて、男らしい人だ
初めて来たのは6年前だったか……
うろ覚えだ
暖簾をくぐり、すっかり顔なじみの店員に軽い世間話をした後、二階へ上がる
二階の奥
いつもの座敷にその集団はいた
老若男女、一見関連性のない30人ほどが陣取っている
俺は仲のいい一人に後ろから声をかけた
「うなぎさん、こんばんはです」
振り向いたのは、バンダナを頭に巻いた30才そこらの男性
ガタイがよくて、男らしい人だ