地味めな小説家と派手なケータイ小説家
「遅せぇな、おい。また新幹線使わなかっただろ?」


「勘弁してくださいよ。これでも急いで来たんですから……」

言いながら、座敷に上がる

「とりあえず、ビールいいですか?」


「その前に瀬流木先生に挨拶しとけよ」


焼酎をグイッと飲み干したうなぎさんから、
上座に座る白髪の老人に目を向ける


「へいへい」


中腰で隣の女性と話している老人の所へ歩く
< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop