大切な宝物
挨拶も無事終わった
先生が
『藤原、お前の席はあそこだ』
指をさしたのは新の隣の席だった
『おい、中村。
起きろ!』
『あぁ゙ー?!』
あっ!
目があった
起きても髪がなびいててすごくカッコいい人だなぁ
なんて思ってたら
『そいつ誰?』
なんか不機嫌
『中村、今日転入してきた藤原だ。お前の隣の席だから教えてやれよ!』
『なんで俺なんだよぜってぇ嫌だかんなっ!』
何アイツ?
それが新との出会いだった
第一印象は本当に最悪だった