君しか、、、
「・・・ゃん!!」
「・・・ちゃん!」
あぁ、何だか遠くから声が聞こえる・・・
うるさい、、、
そう思って私は布団を深くかぶった
そしたら耳元から・・・
「お姉ちゃん!!もう7時30分だよっ!!」
と言う、怒鳴り声が聞こえた。
私は、寝起きのため全然理解ができなかった
私の頭の中は
『もぉ、ゆっくり寝かせてよ…』
という気持ちでいっぱいだった
そしたら次の瞬間、布団が勢いよくめくれた
そして目を少し開けるとそこには
セーラー服をきて怒り顔の綾音が見えた
「お姉ちゃん!もう7時30分だってば!葵ちゃん達来てるよ!」
その綾音の言葉にようやく目が覚めた
そして私は
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
と言う叫び声をあげた
時計を見ると
7時40分になりそうだ
『ヤバい!』と思う私に追い打ちをかけるかのように
外では葵が
「紗奈~~!!先に行くからねぇ!!」
と言う葵のちょっと怒った声
「待って、待って~~~!」
私は急いで制服えお来て鞄を持っ1階に行く
キッチンを除くと
私の分の食パンがある
私はその食パンを口にくわえて靴を履く。
綾音が「行ってきまーす!」と言って家を出た
私も!と思っているのに靴が上手く履けない…
『ヤバい!』そう思ってようやく靴を履いて出たのは
7時50分すぎ・・・
玄関の扉には「先に行くね」とだけ書かれている紙
きっと葵がかいたのだろう
私はそんな事を思いながら食パンを口にくわえて
家から学校までダッシュした