血塗られたジャージ
一人で暗い所に

おなかがすいた状態でいれるわけがない。

夫がいてくれたら

私だけがベッドを抜け出して

急いでミルクを作って渡してあげるのに。


1度完全に起こしてしまうと

子供というものは寝なくなるのだ。


しかたなく片手で美穂を抱きあげ

二人でリビングに降りていく。
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