in the dark†短編†
SCENE4
帰途
「ここ?」
シュウに促されるまま、私はそこに歩み寄った。
真っ暗の空間に、直径5メートルくらいの穴が、ぽっかりと口を開いていた。
沸き上がるように、白い光がキラキラと立ち上っている。
幾つもの、雪のような銀色の粒子が、光の中を泳いでいた。
スノードームみたい。
「口開いてるぞ」
くすっと笑って、シュウは光を指差した。
「ま、この中飛び込んだら帰れるから」
適当に言われて、私は眉を潜めた。
シュウに促されるまま、私はそこに歩み寄った。
真っ暗の空間に、直径5メートルくらいの穴が、ぽっかりと口を開いていた。
沸き上がるように、白い光がキラキラと立ち上っている。
幾つもの、雪のような銀色の粒子が、光の中を泳いでいた。
スノードームみたい。
「口開いてるぞ」
くすっと笑って、シュウは光を指差した。
「ま、この中飛び込んだら帰れるから」
適当に言われて、私は眉を潜めた。