in the dark†短編†
「私、売店行ってくるね」
ベッド脇の松葉杖を取り、わざと明るく宣言する。
二人は同時に私を見た。
「「大丈夫なの?」」
声を揃える二人に、私は笑って頷いた。
「大丈夫。今日から動いていいってお医者様に言われてるの。二人とも帰ってくるまで待ってて」
きっと二人っきりの方が、仲直りしやすいだろう。
病室を出ると、私は大きく深呼吸した。
シュウ。
あなたが言う通りだね。
後悔するなら、
言いたいこと口に出してみたほうがいいんだ。
どうなるかなんて、
言ってみなきゃわからない。
ベッド脇の松葉杖を取り、わざと明るく宣言する。
二人は同時に私を見た。
「「大丈夫なの?」」
声を揃える二人に、私は笑って頷いた。
「大丈夫。今日から動いていいってお医者様に言われてるの。二人とも帰ってくるまで待ってて」
きっと二人っきりの方が、仲直りしやすいだろう。
病室を出ると、私は大きく深呼吸した。
シュウ。
あなたが言う通りだね。
後悔するなら、
言いたいこと口に出してみたほうがいいんだ。
どうなるかなんて、
言ってみなきゃわからない。