僕様天使君
「はい…」
明らか落ち込んだ声でそう恋君は言った
なんだか不快感…
そんな事を考えていると、誰かが階段を降りてくる音がした
「姉ちゃん、お帰り!」
にっこりと天使の微笑みを見せてくれるこの子が私の弟の雅人
「うん、ただいま!」
「あ、もしかして恋もう告白しちゃった?」
「うん…、でもたぶんもうちょっとで振られちゃう……」
「……」
無言で私を見てくる雅人
その目には、
『告白オーケーしてあげて』
と言うオーラが出てる