雨の雫
『ドア、何気に軋みますね…―』
怖がる顔も可愛くて───
俺、そうとう重症みたいだ。
『………―お邪魔しま──す。
………―。。?!』
『あ、凄く汚ねぇ部屋だろ?』
『ち、違うんです!!そこ、
ガサガサ物音がして………―』
あぁ──きっと
流季だ。。とも言えず………―。
けど誤解(?)を
解いておかないと──。
『大丈夫。。幽霊なんて
でないよ。。』
『──け、けど………―。。』
種をしってる俺は
笑えてくるんだけどな。。
『きゃあ──!!』
おぃ!!抱きつくな──!!
────腕に胸があたる。って
俺のド変態──……―。。
『うぅ……―。。やっぱり
うごいたよぉ──。』
上目遣い&涙目でコッチを
見るな………―。。
『あのな……―?実は──』
『おかえんなさい!アレ?!
女の子?しかも女子高生??
修、手ぇ出した?!』
『お、お前なぁ……―』
『私、お隣に住んでる人です…―
お掃除しにきま!?
キャァァァ!』
……―あ、淳。。
『怖かったぁ……―。』
『ジュンちゃんは陰気
くさいからなぁ、、。』
『悪かったな──。陰気
臭くて……―。』
いや、それより喧嘩するなよ─。
『陰気臭いんじゃなきてクール
なんですよ。硬派って
ゆーか………ようするに
かっこいいんです!!』
『あ、ありがと───。』
コイツ、照れてる……―。
俺だって対面した時、
【かっこいい】なんて言葉、
言われてねぇよ──。。
『やっぱり背の高い人は
かっこいいなぁ……―。』
俺だって180あるぞ!!
アイツは確かに190だが──。
『楽しくねぇ!!掃除するぞ!』
俺より先に流季が叫んだ。。
みぃなは【?マーク】を
浮かべている。。
『私、何か悪いコ──。』
『さっさと掃除始めるぞ!!』
あー。大丈夫。。かな──?
掃除、進むのか……―??