雨の雫

~美奈


『あ、二人とも！遅いんですから
　……もしかして私の言った事、
　本気にしちゃっ──たり？？』

『んな訳、あるわけねぇだろ。』

顔が紅に染まったコトが私にも
わかって、、高い背を使おうと
しても、もぅ無駄なのに


ソレを使って照れ隠しする
しぃちゃんが可愛かった。。

そーいえば

誰かにもこんな感情……―
『それより♪今から何する？』

流季くんが私の考えていた事
全て風のように吹き飛ばして
しまった……―。

　　 ﾓﾉ
その感情は大切で
忘れてはいけなかったような……

そんな気がしたのだけれど。


私は流季くんに要点だけは
伝えなくてはならない。


そんな役目に衝動に
かられていた。


『今から部屋に全て荷物を
　運んでもらいます！！』

『えー。』

『でも私の部屋じゃないですから
　そうしないなら適当に
　詰め込んで終わりに
　しちゃいますが？！』

『ゎ、わかったよぉ……―。』

『しぃちゃんは？！』

『あ？そうだな。』

なんかココの人達って

【考え事】ばかり……。。。

それが指すことは



皆、、私と同じような人生を歩み
辛い過去があったかもしれないっ
て事と。

今から生活がドンドンかわって
ゆく事と。




……私達に突きつけられる事実。

それを考え、導きだそうと
していたからこその
行動……だった


のかもしれない──。


それは
今の私たちにはわからない。

だから【今】が
楽しいんじゃないかって
嬉しいんじゃないかって
思うコトができた。。


どんな残酷なコトが
まっていようと

その未来をしらないから。。

【今】を楽しんで。

嘆き苦しみ、【自分】を
みつけるコトができるんじゃ
ないかって……―。。


この世界、未来を
しってしまったら

きっと楽しくない。


未来が決まっていたら
頑張る気を無くす。

だからこそ【今】を生きて
【今】を頑張るんだ。。


見えない未来はいくらでも


──変わる気がするから。。