雨の雫
……―あ、流季くんは???
そーいえば
さっきから淳さんもいない──。
『うわっ。』
『お前、何やってんだよ?!』
その話し声が流季くんの部屋から
聞こえてきた後、
【バタンッ】
という盛大な音がきこえた。。
『──え??』
しぃちゃんが駆け出してドアを
叩く。。
『ぉい!入るぞ。。』
大丈夫かな……―
──あ。
【バタンッ】と音をたてたのは
棚で、その下には淳さんがいた。
『淳さんっ?!』
『……―。。』
下敷きになった淳さんを助けた後
淳さんを手当てした。
……―頬が腫れていて
真っ赤になってる。
──冷やした方がいいかも。
急いでキッチンに向かって
氷を用意した。