雨の雫







だって

私、も

3歳年上のしぃちゃんでさえ、


わからなかったのだから。。


勿論、



───淳さんと流季くんは
全くわからないんだと
思ってた。。



けど………
はたから見た人だから。
私達の過去を知らない人だから。




それだから………―。



──だから






わかってしまう事があるんだって
私は知った。。




──今、

この種明かしができるのは



私の身内としぃちゃんの身内。



勿論、私達の目の前にいる
おじちゃんも。。そうなんだ。



──そして種明かしは
できないけれど、その事に


淳さんが勘づいていたなんて……


バカな私はわかるハズなかった。




しぃちゃんだって
見抜けなかったのだから。。



そして
その内、おじちゃんとあった事で


私の幸せが
短い時間で潰されてゆくなんて
思ってもしなかった。。



───でも
この時、おじちゃんにあっても
あわなくても。。





結局………―。。


───私達は地獄に落とされる
運命の元で生まれてきたんだ。




そう、


私達はうまれてきた

その瞬間から、運命がきまってた



──そして生まれてきただけで
罪だったんだ。。






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