君のトナリ♬

 「はぁ!?なんで、ミナが仕切るの!?」

 「アトで、全てわかります~♥とりあえず、いってらっしゃい!!」

 あたしと、明は教室を追われるように、出て行った。

 もちろん、無理やり出されたあたしの機嫌は最低。

 気を使うように、明が話しかけてきた。  

 「ごめんね?何か俺のせいで。」

 「・・・・」

 「怒ってるよな。ごめん・・・。」

 無視はやばかったかな??

 「いいよっ!あたしの事、驚いたでしょ??」

 話題を変えたくて、思いついたのがこれだった。

 自分で言っといて、ちょっと後悔してるし・・・・。

 だって、あんなトコ見られてビビンないわけがないし・・・。

 あ~あ。こりゃ、また嫌われるは・・・。

 「あ~・・・。正直ビックリしたよ。」

 やっぱりな・・・。

 「でも、いいんじゃね?」

 「へ?」

 「さっきは、言えなかったけど俺は、若葉の意外な一面を見れて 

  ちょっとうれしかったかも・・・。」

 「は??何言ってンの??あたし男みたいじゃンっ!!」

 ホントに、何言ってンのコイツ・・・。

 バカジャン・・・。
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