君のトナリ♬
 
 こんなヘイボンな日々が、がらっと変わるなんて思ってもいなかったよね。


 「若葉~っ!ビックニュースだよっ!」

 テンションの高いミナがやってきた。

 「なに??朝からうるさいって。」

 「そんなの、どうでもいいからっ。それより、うちのクラスに転校生がくるらしいよ!」

 「ふぅ~ん。それが?」

 「それが?じゃないわよっ!自分の席の横見てみなさいよっ!」

 席の横・・・・。!!あっ。うちの席の横あいてるじゃん。

 この状況は・・・。もしかして・・・。

 「やっと自分の居るところを把握できたみたいね。しかも、その転校生

  男子らしいよ♬ファイトっ!」

 「なぁ~にが、ファイトよっ!あたしは、基本的に男は嫌いなのっ!!」

 「ふふっ♥女子皆で、作戦たててるからがんばってぇ~!!

 「はぁ!?何の作戦だよっ。意味不明っ!!」

 なにが、ファイトだよっ。どんな作戦たててるかしんないけど、あたしには

 関係ないねっ!!

 ミナがこんなコト言うから、朝からあたしは不機嫌。チョー最悪。

 
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