君のトナリ♬

 告白ぐらい一人でこいって。

 心の中でつぶやいている間に、話しが進む。

 「あー・・・、俺はやめとく方がいいいよ。」

 「どうしてですか!?私に何かいけないところがあるんですか!?」

 「ちがう。俺は君のコトを好きにはなれない。」

 「なぜですか?いけないところは直しますっ・・・理想の女になって

  みせますから・・・!!」

 わぁ・・・、何これ。あたし完全にういてるじゃん。

 女のこの方泣きそうだし・・・。

 あたしは、とてつもなくこの場から逃げたい気持ちだった。

 そんな事を考えていると・・・

 「俺ね、実はもう理想の女ってのにもう出会ったんだ・・・。」

 「この人でしょう??来た時から何となくわかってました。」

 「だからごめんね?何回も告白してくれて、何も返せなくて」

 ん?この人とは、あたしの事かな・・・??

 いやいや、あたし以外に『この人』はいないですよね??

 つーか、明の理想なんてはじめて聞いたし。

 しかも、なにげにちょっとうれしいし・・・。
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