幼なじみは★生徒会長







ベッドの上に転がり、





受験の時を思い出す。






『政人、頑張ってね!

あたしも頑張るから』




そう言って、手を握りしめた莉子の笑顔。




あの時、確かに思っていた。





‘莉子と離れたくない’







『では、瀬乃さん。』





『はい』







『最後に。あなたは本当にこの学校に入りたいと思いますか。



またこの学校で悔いのない高校生活をおくれると思いますか』





自信もって答えるつもりだった




だったけど。






アイツの顔が浮かんで…






< 132 / 168 >

この作品をシェア

pagetop