貧乏な私~金持ちの親友~

新しい友達。

入学式から1週間たった月曜日。
教室で先生の声が響いた。
「さーて、今日から一週間、待ちに待った仮入部期間だぞー!」
サッカー部の顧問の担任は、いつも声がデカイ。
「うっひょ~、やっとボールにさわれるねっ、舞!」
「授業早く終わらないかな~。」
「うち、ずっと寝てようかな?」
「おいおい千春・・・。」

その日の授業内容は、全くというほど頭に入らなかった(笑)。
一番怖いと言われている女バスの先輩に会うまでは、気分上々だった。
< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop