放課後ほけんしつ
「どうしていいかわからない〜…助けて〜…」

顔をみると、目の回りが青く晴れ上がって、目が充血していた。

「何でまた会ったの?」
ママは、つい そんな言葉が出てしまった。

「淋しかったの…あたしを相手にしてくれて…優しくしてくれる時もあるから〜家にいても居場所がないっていうか…友達ともうまく行かないし…でも…何でも、あの人話聞いてくれるの」まみは、途切れ途切れに話した。

「そっかぁ、あなたには、優しい時もあるのね…でも、なんで、顔殴るのかなぁ?殴る原因は、何なの?」
「あの人、話ししてる時は、良いんだけど。会うとエッチなことをしたがるの…。こっちが気が乗らない時でもしつこいから、嫌がったり、帰ろうとすると力ずくで押さえ込むの。それをまた抵抗するとこうやって殴るの…。」

「そっかぁ…。まみは、話がしたいのね。認めてほしいんだよね。けど、相手は、あなたとセックスしたがる。この時期の男の性欲は、人に寄って理性がどっかいっちゃうのよね。
でも、あなたの気持ちを無視して殴ってまでっていうのは、あなたを大事にしてないわ。」
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