放課後ほけんしつ

薬物 ドラッグ

その時、まさとが急に席を立ち出て行こうとした。それをまみが、

「どこ行くの？」まさとの腕をつかんだ瞬間つかまれた腕で、まみの顔を殴り、走って行こうとしたのを佐々木さんが取り押さえた。
「どうしたんだ。まさと。久しぶりだな。これから、署まで一緒に来てもらうぞ。」二人は出て行ってしまった

まみは、殴られた上にいきなり、警察官に連れて行かれたまさとにア然としていた。

ママは、写真をみなくても何となくまさとは、薬のニオイがした。勘は、冴えていた。やっぱりという感じ。

「まみちゃん、あなたは、助かったのよ。安心しなさい。まさと君は、薬やってるから、時々おかしい言動だったのね。かわいそうね。辞めようと思ってもやめらなくなってしまったのよ」

まみは、カウンターに突っ伏し、泣きくずれた。