放課後ほけんしつ
「ともちゃん、少し心が病んでるわね。」

「あつしくん達が今、海に行く計画立ててるから、一緒に行かない?」

「うん…」乗り気がない声
「とにかく行こう!」とたママ。

「あたしどうしたらいいの〜?ママ」

「一つずつ整理して行こうよ。」

「まずダメオが嫌なの。一緒に居たいの?」

「嫌なら別れる。ふぅ〜…誰でも同じ事言うよね。そんなことより、自分が決断出来ずもがいてる。それが辛いよね。あたしがいろいろ言ったところで決まらないものよ。時が解決するものだから…」

「納得するまで、とことん付き合って見たらいいんだよ。」あつしが、助け舟をだした。

「ただ、いろんな人の話を聞かないとドツボにはまるから、危険を回避するためにも、聞く耳持ってな!」と、付け足した。

ママは「あくまでも二人にしか解らない世界だから、他人の言葉は、参考だけにして置くんだよ。」

「けど、どうして、いい人は、だめで、ダメオがいいのかね…これもあなたの運命なね。きっと…」
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