放課後ほけんしつ

入れ違いに、数年前に離婚し、子供を引き取った母の礼が、なおたちを向かえに来た。
「ただいま〜お腹空いた〜今日は、ここで夕飯にしようか？」と二人の顔を見ながら、礼。
「うん、ヤッホー！」とメニューを見ながら、どれにしようかと悩んでいる。
そこへ、中年サラリーマンのあつしが来た。
「おつかれさん！おーみんなお揃いで！」
「ネェ〜おじさん！何人の人とセックスしたの！」とりく。
「何を唐突にバカっ」と頭をひっぱたく礼。
「いまの子供は、そんな言葉よく知ってるね〜？そうだなぁ、おじさんは、5人と付き合ったから5　人かな〜んなこと聞いてどうする？」とどつくあつしは、数年前に離婚して今は、一人。
「流ちゃんより、少ない！！」
「多い少ないの問題じゃないの！」とカブるみずきと礼。
「なんで男ってこうなんだよ！」と怒るみずき。
「ちょっとした感覚のズレは、しかたないけど、悲しいかな女を軽く、下に見る男社会が日本の現実。セックスは、ゲームじゃないし、女は、人形や奴隷じゃない。男と同じ人間として生きる権利があるの。わかる？」と真剣なママ。「パパは、ママを奴隷のようにこき使い、殴ったの。」と泣き出す礼。