放課後ほけんしつ
「うん、開けて!」

みずきの言葉に後押しされるように、ママは、店を開ける事にした。

ある日の夕方、高校生と思われるような女の子が入って来た。

「いらっしゃ〜い!好きな所にどうぞ!」

「はい!」
と 軽く会釈して窓際の席に座った。

バックから、小説と思われる本を取り出し読みはじめた。

「何がいいかしら?」

と 聞くと

「あっロイヤルミルクティーください!」

と 静かに答え、また読みはじめた。

「はい!お待たせ!」

「ありがとうございます!」

すぐに また、読みはじめた。
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