Shall we ...?



このケバ子ちゃんのチームに私が…?



チラッと黒板の日付に目をやると、文化祭まで1ヶ月を切っていた。
黙る私に、ケバ子ちゃん達は言葉をつけたした。




「どーしてもやりたい振り付けがあって。でも1人足りないんだってばー!諦めたくないしさー…」



だんだん声が尻つぼみになってくケバ子ちゃんを見て、プッと笑いそうになったけど自然と承諾の返事をしていた。





「うん、わかった。」



キャーキャーと一頻り騒いでから、今日の放課後からね、練習!と叫んで教室から出ていった。



麻友香やクラス中が呆然と私を見ていたけど、
スクールに通えなくなった私にとってダンスができる場所ができたと思うと、俄然やる気が出て来てしまってるくらい。




少し、放課後が待ち遠しかった。




< 31 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop