Shall we ...?
何だかテンションの上がらない毎日だった。
大好きなダンスも行けずに、勉強と言われ続けて。
バイトでもミスばっかりで、このままだとクビにされるんじゃないかってビクビクしてるくらい。
放課後のケバ子ちゃん達とのダンスの練習が、今の私の唯一に楽しみかもしれない。
・・・ううん、楽しみだ。
「宇美、最近元気ないね?踊りも全然キレないし!」
バイトと同様、ダンスでもミスを繰り返す私を見てケバ子ちゃん達が音を止めた。
そんなに爆音でなってたわけでもないに、周りが静寂に包まれた気がした。
「ご、ごめん。」
「いや、別に悪いことはないんだけどね?前できてたところも、今は全然できてないしさ。」
「あー、うん。何か・・・スランプかも。」
ケバ子ちゃん達4人が顔を見合わせたのを見て、迷惑だと無言で言われたような気分で。
小さくため息を吐いて、視線を足元に落とした。