Shall we ...?
「大地君、心配してたよ。だから早く戻れば?何か悔しくて、絶対言ってやらないって思ったけど。」
は?誰が私の心配を?先生の間違いじゃない?とか思うことは、たくさんたくさんあったんだけど・・・
リーダーケバ子ちゃんが話を続けるもんだから、頭の中はパニック寸前。
「やっぱ彼氏いるとは言え、憧れの人だし?・・・・でも、まあ宇美なら良いと思えるし。」
あー、もう完全についていけない。
他のケバ子ちゃん達はうんうん、と納得してるように頷いていて、時折、キャッキャッと笑っていた。
その後もケバ子ちゃん達は何かを話し続けていたんだけど・・・・まったく記憶になかった。
きっと重要なことを言っていたんだって、分かるんだけど、もう聞き返そうという考えもなかったりして。