ヴァンパイアと秘め事を


「僕が…何?」




なぜ美夜は、そんなことを聞くのだろうか。

…美夜には、僕が元気がないように見えたのかな。


だけど美夜は「…やっぱ何でもない。」と言って、それ以上何も言わなくなった。




「そっか」




僕もそれ以上聞くのは止めた。


美夜は…何を考えてるのだろう。

“思うこと”をあまりしなくなった僕にはわからなかった。


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