あなたの隣は 私の居場所
近づくにつれて、だんだんと分かってきた。
もしかして…
「雅人くん…?」
『おっ! やっと来た〜』
爽やかな笑顔を浮かべながら立っていたのは、雅人くんだった。
「なんで、ここに居るの??」
『ん? 慎司に頼まれて来たんだけど…今日は安心っぽいな〜』
と、私の隣に居る明里を見ながら言った。
えっ??
今日は安心って、どういう意味?
それに、五十嵐くんに頼まれて来たって…どういうこと??
考えるほど、いっぱい疑問が浮かんでくる。