あなたの隣は 私の居場所
振り返ったら、
『ちょい、慎司〜!! どこ行くんだよ』
亮太が大声で叫びながら、駆け寄って来た。
くそっ、バレたか…
「昼寝」
『ひ、昼寝ー!? んな事、してる場合じゃねぇよ! 早く、体育行こ〜!!』
どーやったら、このテンションでいれんだよ…
こいつ、元気過ぎるだろ。
「ま、とりあえず今日は、眠いからパスで!」
走って逃げてやろうとしたが、すぐに肩を掴まれた。
『ムリっ! せっかくの体育だぞ?? サボるなら他の授業にしろよ』
体育だからサボるんだろ…
って言ってもムダで
結局、無理矢理、連れてかれた。