あなたの隣は 私の居場所
side 絵里奈
「ん? …あれ??」
気がづけば、私は保健室のベッドで寝ていた。
あ、そっか!
そういえば…私、倒れたんだった。
『あら、やっと起きたのね。もう、こんな時間だし、先生が家まで送って行くわ』
「えっ?? でも…」
先生に迷惑かけるわけには、いかないし…
『大丈夫よ。疲れが溜まってただけだから、ゆっくり休めば、すぐ良くなるわ』
「あ、はい…」
倒れた原因は、ただの疲れだったみたい。