あなたの隣は 私の居場所
「1番辛い時に、先生が居てくれたから、嬉しかったんじゃないかなって…」
気づいた時には、思ったことを口にしてしまっていた。
「あっ! すいません。勝手なこと言っちゃって…」
私には、関係ないことなのに…
こんなこと私に言われても、ちっとも嬉しくないはずなのに
『いや、全然。ちゃんと聞いてくれてありがとう』
と、笑顔で言ってくれた先生。
「いえ! こちらこそ、話してくれて、ありがとうございます」
『出来れば…あいつと仲良くしてやって』
それだけ言うと先生は、爽やかな笑顔のまま帰っていった。