あなたの隣は 私の居場所
―――‥翌日。
私は、無意識のうちに屋上に向かっていた。
ドアを開けて、辺りを見回してみると…
前と同じ場所で、タバコを吸ってる五十嵐くんを見つけた。
「ちょっと!…タバコなんか吸ってたらダメだよ〜」
手に持ってるタバコを、取り上げようとしたけど…
『はぁ? 別にいいだろ。ほっとけよ』
ひょいと、かわされてしまった。
いや、ダメに決まってるじゃん!
と、本当は、言いとこなんだけど
そんなことは言えないので諦めた。
「いつも、ここに居るけど…屋上、好きなの?」
隣にちょこんと座って、何気なく聞いてみた。