いつか、桜の下で…
「俺は、近藤さんを信じてんだよ。この人の下なら、やってける気がしてんだ」
最初の目的から、外れたとしても俺は、近藤さんに最後までついていくと決めた。
ただ、それだけだ。
新八は、気に喰わなかったのか、近くの壁に拳をたたき付ける。
そして、俺の肩に誰かの手が触れた。
「…近藤さん」
俺は、近藤さんの前から、移動する。
近藤さんは、深くため息をした。
「何があろうと新撰組は、俺が束ねる隊だっ!
俺について行けないなら、いますぐ脱隊するといいっっ!!!!」
「………?!」
誰より、驚いたのは俺だった。
まさか、近藤さんがこんなことをいうとは、思っていなかったからだ。
新八は、その言葉を聴くと部屋を飛び出した。
「おいっ!新八っっ!!!」
原田が後を追う。
「まてよ、近藤さん。本気で言ってんのか?」
そう俺が聴くと近藤さんは、厳しい表情をした。