いつか、桜の下で…



「よぉしっ!!!陽菜の為にお母さん晩御飯、張り切って作るわねっ」



そう言って、立ち直るお母さん。




さっきまで、あんなに弱々しかったのに…




『母は強し』




呆れるように陽菜はその五文字に納得する。





そして、鼻歌を歌いながら、キッチンに立つお母さんを見ながら、陽菜は2階へとあがった。
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