いつか、桜の下で…
…まさか、ね。
三浦君がいるわけないよね?
そう思いながら、私は視線を戻した。
「君が心配することは、してませんよ?」
そこには…
「どうせ、またあんたはっ!!!」
さっきの人の服の衿を掴んで激怒する三浦君がいて。
私は、この状況が飲み込むてなくて、ただ、そのまま立ち尽くしていた。
知り合い、なんだよね、きっと。
「すみません、他の人の迷惑になりますので、静かにしていただきましょうか?」
図書館に勤めてる女の人のその言葉で、この騒動は収まった。